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晩夏

沙羅は和子の名を呼ぶ(加納朋子)読了。
この作家はホラーの素養をじゅうぶんに自覚していて端麗な文章のうちに怜悧で残酷な展開を織り込むのがうまい。
ということをこの本でやっと理解しました。
日常の謎系の作家は基本優しい話を求めてしまうから冷淡に死を描くのはなんか違うでしょと勝手に思っていて。
ホラーの二面性をあわせ持った作家なのだと理解して読めば『黒衣の貴婦人』の描写なぞ実に楽しめます。

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